和はっかを巡る旅

7/7(土)和桜工房さん主催の「山形の魅力を見つける旅」に参加してきました。全国から水蒸気蒸留ファンの方々が参加し、とても有意義な旅になりました。

まずは、和ハッカの魅力。天童市の農業委員をされている長谷川さんにご案内していただきました。和ハッカに対する情熱が伝わり感動しました。

日本のハッカの生産は1817年に岡山県で始まり、後に山形県、広島県などに広がり明治末期からは北海道北見地方が主生産地になりましたが、、、北見のハッカのルーツは山形からの移住者によって北見へと持ち込まれたそうです。そしてそのルーツとなる和ハッカが、なんと田んぼのあぜ道に自生していました。
爽やかな香りと清涼感がなんともいえないですね。日本産のハッカははその品質が高く評価され、最盛期の昭和12〜14年には世界の生産量の80%を超えるまでになっていたそうです。
水蒸気蒸留によって薄荷油を抽出し、さらにこれを冷却して再結晶させハッカ脳と呼ばれる複合結晶(主成分はl-メントール)を得る原料に用いられ、これらは食品用、生活用品、タバコなどの香料として、また医薬品用(ハッカ油・ハッカ脳とも薬局方に収載されている医薬品である)としても用いられています、食品分野では、昔ながらの菓子、飴などの香料としての用途が代表的です。いまでは、化学工業的に合成されたメントールにシェアを奪われ、生産が減少している。
清涼感がするのは爽快な香りや、多く含まれているメントールの性質(体中にある冷たさを感じる受容体を刺激したり、常温で昇華するため気化熱を奪ったりする)によるもの。日本薬局方では、芳香・矯臭・矯味(匂い、味)の目的で調剤に用いられています。(ウィキペディアより)

その後は、紅花染めの体験、みなさんそれぞれ、デザインを吟味しながら、手を紅花色にそめて、ステキな染め物ができました。

アーモンドの森へ続きます。代表の菅井さんから、お話を聞く事ができました。ももの花そっくりの木で花が咲くとあたり一面甘い香りが漂うそうです。残念ながら収穫時期は過ぎてしまいましたが、アーモンドオイルはとてもお肌になじむそうです。使ってみたーいと思いながら、森を後に・・・続いてミツロウキャンドルのアトリエへ、すごく雰囲気のいいステキなアトリエでした。代表の安藤さんに楽しいキャンドルの作り方を教わりながら、それそれ創作意欲をだし、すてきなキャンドルができていました。みつばちは食べた蜜をお腹の中でロウ(ワックス)に作り替えてお腹の関節の間から分泌してミツバチの巣をつくるそうです。ミツロウは一群からたったの500グラムしか収穫できないそうです。貴重なものですね。

精油もそうですが、紅花もミツロウも、大事な資源。生産者の想いも大事にしながら、大切に大切ににつかいたいですね。